Synology DS216jでHDD1台をバックアップに使う
Synology DS216jのセットアップ手順メモです。
Synology DiskStation DS216j デュアルコアCPU 2ベイNASキット DTCP-IP対応可 CS6426
- 出版社/メーカー: Synology
- 発売日: 2016/03/10
- メディア: Personal Computers
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やりたいこと
自宅用のNASで冗長性は必要ないですが、データが消えるのは困るので以下の構成にしました。
- 2つのHDDを独立で使いたい
- 片方のHDDはバックアップ用
- バックアップしたデータは普通に見たい(メーカー独自のバックアップフォーマットを使わない)
デュアルシングルバックアップと呼ばれることもあるようです。
普通にセットアップする
DS216jにHDDを2つセットし通常のセットアップを行います。
- HDDを2つセット、LANケーブルを接続しDS216jの電源を入れる。
- PCのブラウザのアドレスバーにhttp://find.synology.comを入れるとLAN上のNASが検索されて、DS216jのセットアップ画面が表示される。
- 接続→設定→今すぐインストール、と進んでインストール完了を待つ。
- 「管理者アカウントを作成」でサーバー名、ユーザ名などを入力して次へ。
- 「DSMアップデートとメンテナンス」で自動アップデートの方法を選択してして次へ。
- 「QuickConnectの設定」はこの手順をスキップする、でOK。後からでも設定可能。
- 「Synology推奨パッケージのインストール」は任意で。
Basicのボリュームを2つ作る
普通にセットアップするとSHR(Synology Hybrid RAID)タイプで、2つのHDDを使った1つのボリュームができます。
これを、RAIDではない2つの独立したBasicボリュームに構成しなおします。
- メインメニューからストレージマネージャを起動し、ボリュームを削除。
- 作成ボタン→カスタマイズ→RAIDの単一ボリューム→ディスク1だけにチェック→RAIDタイプをBasic→ディスクチェックは任意で。
- ディスク2にも2と同じ手順でBasicなボリュームを作成する。
ボリューム1をメイン用、ボリューム2をバックアップ用として使用します。
バックアップ先の共有フォルダを作成する
バックアップ先の共有フォルダを作成します。
- コントロールパネル→共有フォルダ→作成ボタンから場所をボリューム2で作成。
バックアップ元はなんでもいいのですが、例としてユーザ用のホームフォルダを作成しておきます。
- コントロールパネル→ユーザー→詳細→ユーザーホームで、ユーザーホームサービスを有効にする、場所はボリューム1、で適用。
Hyper Backupで定期バックアップを設定する
通常セットアップの途中でHyper Backupをインストールしてない場合は、パッケージセンターからインストールします。
ボリューム1からボリューム2に定期的にバックアップを行うように設定します。
- メインメニュー→Hyper Backup起動。
- バックアップ先はローカルデータコピー(下の方にある)で次へ。
- バックアップ用ボリュームの共有フォルダを選択して次へ。
- バックアップする共有フォルダ(例えばhomes)を選択して次へ。
- バックアップの名前、スケジュール等を設定して適用。